バイアグラについて
- バイアグラという名前をご存知の方も多いと思いますが、 ED治療薬としては最も歴史が古い治療薬です。
狭心症の治療薬として開発されていましたが、開発途中の狭心症に対する効果はいま一つでした。そこで、臨床試験を中止し薬を回収しようしました。しかし、被験者が試験薬を返却したがらなかったため理由を聞いたところ、勃起を促進する作用が認められたという経緯があります。
バイアグラの作用は性的刺激に反応して起こる勃起機能をサポートすることです。すなわち、薬を使用することで勝手に勃起するのではなく、いざ勃起をした時にそれを補助するお薬です。
逆に性的刺激がなければ勃起はしませんし、性的興奮や性欲を増強する作用はありません。
バイアグラの使用方法
性行為の1時間前に使用します。効果は3〜4時間持続します。次回ご使用される場合は、24時間あけて使用してください。
バイアグラの副作用
バイアグラには、ほてり・頭痛・目の充血・鼻づまり・動悸などの副作用があります。これらはの症状は、バイアグラが効いている時間だけでほとんどの方が気にならない程度ですが、症状が強い場合はご相談ください。
バイアグラを処方できない方
- ①
- バイアグラの成分に対し過敏症の既往歴のある方
- ②
- 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)を使用中の方
- ③
- 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方
- ④
- 重度の肝機能障害のある方
- ⑤
- 低血圧の患者(血圧<90/50 mmHg)又は治療による管理がなされていない高血圧の方(安静時収縮期血圧>170 mmHg又は安静時拡張期血圧>100 mmHg)
- ⑥
- 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6 ヵ月以内にある方
- ⑦
- 網膜色素変性症の方
- ⑧
- 塩酸アミオダロン(経口剤)を使用中の方